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電車の「窓ガラス」が割れてケガ 被害者はどんな請求ができる?

電車の窓ガラスが突然割れる――。4月18日、神奈川県横須賀市の「京急線」京急田浦―安針塚駅間で、上り特急電車と下りの電車がすれ違った際に、特急電車の窓ガラスが割れて、乗っていた高校生2人が首などに軽いケガを負うという事故が起きた。

警察や関東運輸局が、窓ガラスが割れた事故車両を調査したところ、外から石などを投げられた形跡は見つからなかったという。また同線では、2010年にも同じような事故が起きているが、原因は不明だそうだ。被害を受けた人は鉄道会社にどのような請求ができるだろうか。前島憲司弁護士に聞いた。

●原因不明の場合は損害賠償の請求は難しい

被害者が損害賠償を請求するには、鉄道会社に『過失』があることが必要です。そして、過失があったといえるためには、鉄道会社が、『被害を予見できて』かつ『被害を回避する措置をとらなかった』という2つの事情が必要なのです」

前島弁護士はまず、このように損害賠償について説明する。「あらかじめ窓ガラスが割れるような状況があった」にもかかわらず、「対策を取らずに放置していた」ら、過失になるということだ。逆に言うと、被害を予見できなかったり、十分な対策を施した場合は過失にはならない。

では、今回の場合はどうなるのだろうか。京急電鉄によると、事故原因は不明で現在も調査中だということだが・・・。

「今回の事故の場合、現在のところ原因が不明ということですので、鉄道会社が『被害を予見できた』という事情を認定することは、なかなか難しいのではないかと思います。

また、損害賠償を求める訴訟を提起しても、裁判所に請求そのものを認めてもらうことはなかなか難しいのではないでしょうか」

つまり、事故原因が不明で、鉄道会社の「過失」を証明できないため、損害賠償を請求することは難しいということだ。では、今後の調査が進んで事故原因などが明らかになった場合は、損害賠償請求は可能となるのか?

「たとえば、車両同士がすれ違ったときの風圧強度試算が不十分だった場合や、車両の構造に欠陥があった場合、あるいは、線路沿いの立木と列車が接触して窓ガラスが割れたなどの事情が判明したとします。このような具体的な原因が、ある程度明らかになれば、損害賠償請求が可能になるかもしれません」

今回の事故で被害者は軽傷で済んだかもしれないが、大きな被害になった可能性もある。しっかりとした原因究明が求められるだろう。

(弁護士ドットコムニュース)

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小保方さんの「STAP作製のコツ」とは何だったのか? 理研「明らかにできず」

STAP細胞の存在について検証実験を行っていた理化学研究所は12月19日、記者会見を開き、「STAP現象は再現できなかった」と結論付け、検証を終了すると発表した。

その会見の場に、STAP論文の筆頭著者である小保方晴子研究員の姿はなかった。しかし今年4月に「STAP細胞はあります」「200回以上、作製に成功しました」と明言していたことから、記者からは過去の小保方発言についての質問があいついだ。

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死亡判定後に蘇生したら刑終了? 明治初期には釈放された死刑囚も…

自分は一度死んだので、刑を満了しており釈放されるべきだーー。アメリカの裁判でそんな驚きの主張が展開された。

AFP通信(11月9日)によると、仮釈放なしの終身刑で服役していた男性は、2015年に敗血症で危篤状態となり、搬送先の医療機関で5度にわたる蘇生処置を受けた。

その後の治療で回復し刑務所に戻った男性は、「自分は一時的に死んだのだから、刑を満了している」として、2018年に釈放を求めた訴訟を起こしたという。

男性の訴えは、地方裁判所で認められず、上訴裁判所でも「生きているなら刑務所に収監され続けなければならないし、死んでいるならこの訴えは意味をなさない」と退けられたようだ。

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隣人が「暴言モンスター」だと知らされず、入居後に地獄…不動産業者を訴えたい!

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テレビを見て、片手運転も…「はじめしゃちょー」さんの運転、法的な問題は?

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“食い尽くし系”はモラハラ? 「出産直後で体調の悪い妻の食事まで食べていた」投稿に「うちも…」と大反響

家族の食事やおやつを断りなくすべて食べてしまう夫のことを「食い尽くし系」といいますが、そうした人たちの言動が今、ネットで注目を集めています。

きっかけは、赤ちゃんを出産したばかりの友人に食事を差し入れしたという人によるXの投稿でした。

投稿者は、友人から「具合が悪くて起き上がれない」という連絡がきたため、2人分のお弁当や果物などを買って駆けつけたといいます。投稿者は、家にいた友人の夫に、自分が赤ちゃんの世話をしている間に2人でご飯を食べるように言って、友人の夫に買い物袋ごと渡したそうです。

すると、友人の夫は別の部屋で、夫婦2人分の食料を食べ尽くしていたそうです。投稿者は夫婦2人で食べてほしいと思っていたとのことで、「一生忘れない」と驚いたようでした。

この投稿は反響を呼び、「いいね」が14万も集まりました。また、同じような経験談も多く寄せられています。

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「桐島聡」名乗る男性、どうやって約50年も逃亡してた? 元刑事の弁護士「首都圏は潜伏に最適」

1970年代に発生した連続企業爆破事件で指名手配されていた「桐島聡」を名乗る男性が1月29日、神奈川県内の病院で死亡した。

男性については1月26日、桐島聡を名乗っているとして警視庁公安部が確保したとの第一報が大きな話題に。「内田洋(ウチダヒロシ)」の名前で数十年前から神奈川県内の工務店で住み込みで働いて現金で給料をもらっていた、病院に保険証を提示していなかったといった潜伏生活の実態が報じられ注目を集めていた。

仮に被疑者本人が死亡となれば、逃亡生活や犯行当時の状況解明は困難となり、刑事責任を問うことはできなくなるなど、その影響は大きい。

警察から指名手配される中、国内で長期間の逃亡生活を続けていたことは衝撃的だが、どうすればそのようなことが可能だったのだろうか。警察官僚出身で警視庁刑事としての経験も有する澤井康生弁護士に聞いた。

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大阪市プログラミング教育「無償協力者」募集、市教委「ブラック労働」ではないと釈明

小中学校でおこなうプログラミング教育の授業づくりのために、大阪市が協力事業者を募集している。ところが、事業者に報酬を支払わない「無償」であることから、ネット上で「奴隷を募集しているのか」などと批判の声があがった。市教育委員会の担当者は、弁護士ドットコムニュースの取材に対して「手探りで準備している中で、惑わせてしまったかもしれない」「ブラック労働にならない」と釈明した。

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息子が入ったのは「ブラック企業」 どこを受けても「面接→即採用」、地方運送会社の厳しい現状

会社のトラックを運転していた息子が、眠気に襲われてドアをこする自損事故を起こした。激しい物損や人身事故でなかったのは幸いだが、眠さで朦朧(もうろう)としていたことは間違いなく、いつかそうなるのではないかと予想していた。

というのも、息子は毎日夜中の2~3時に家を出て夜の9時頃に帰ってくる生活。もともと寝付きが悪いので、ろくに眠れないまま出勤していたからだ。運転中、眠気に勝てなくなるのは時間の問題ではないかと心配するのは親として当然だろう。

息子はこれまでブラック企業を転々としている。どうしてこうなったのか。(ライター・森田浩三)

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よっちゃん食品が「下足(ゲソ)の極み」を商標申請、認められる可能性は?