この事例の依頼主
40代 女性
相談前の状況
Kさんは夫の給与が30%減少したことによる生活費の補填のため、借り入れ頻度や借入額がどんどん増えていきました。しかし、家族のために懸命に働く夫に借入れのことを話すことは出来ずにいました。子供が成長するに伴い、Kさん自身も少しずつ働けるようになりましたが、その頃には借入れをしないと返済できないまでに借金の額が膨れ上がっていました。
解決への流れ
当事務所に相談に来た当初、Kさんは自身の借金については夫に内緒で整理したいとの意向でした。相談の中で、借金の合計金額と月々の返済に回せる金額とを確認し、弁護士からは破産を検討したらとのアドバイスをしましたが、Kさんは返せるものは返したい、せめて個人再生申立をしたいと希望されました。しかし、Kさんの生活を立て直すためには破産申立が一番であること、ギャンブルや住宅ローンもないのであればわざわざ再生申立にする必要はないこと、再生にしても官報に掲載されるのは破産と同じであり、そこから家族に知られてしまう可能性は絶対にないわけではないこと、但し、裁判所から直接Kさんに連絡が行くことはなく、ライトハウスとしても事務所名での郵便物は送らない等出来る限りの策は講じますということを丁寧に説明しました。借金は自己破産申立によりすべて整理することができました。
申立準備の段階でKさんは自ら夫に借金のことをお話しされました。今後はどんなことも家族に相談することにしたそうです。債務整理は弁護士の熟練の技術を要する法律問題のひとつであり、どのような解決方法を採用するかによって大きな差が生じる問題です。ぜひ18年以上の実績を誇る当事務所にご相談ください。