この事例の依頼主
男性
相談前の状況
ご依頼者様は、知人女性に強制わいせつ行為をしたとして、逮捕され、当事務所の弁護士が、ご依頼者のご親族から相談を受け、私選弁護を依頼されました。
解決への流れ
依頼を受けた日に、ただちに事務所所属弁護士3名で、やや遠方の警察署まで接見し、ご依頼者様の言い分を聴いたところ、ご依頼者様は、事実関係について一部否認されていました。ご依頼を受けてから、弁護士3人でチームを組み弁護人となり、弁護人が交代で連日警察署に接見し、ご依頼者様が誤ったの自白をすることがないよう勇気づけ、誤ったの自白がなされることを防ぎました。また弁護人が被害者様と交渉し、示談成立の上、告訴を取り下げて頂き、ご依頼者様は不起訴処分となりました。
捜査機関からの厳しい追及に、誤った自白をされてしまう方も少ないところ、弁護人がチームを組み連日接見することで、ご依頼者が誤った自白をすることを防ぎました。示談が成立しなければ確実に起訴される事案ですので、検察官の処分が出る前に、示談が成立し、告訴を取り下げて頂けたこともよかったと思います。私選弁護であることから、捜査段階で認められる最大3名の弁護人をつけることができました(刑事訴訟規則27条1項本文)。国選弁護の場合、基本的に弁護人は1人しか選任されませんので、私選弁護ならではの弁護体制を提供し、またそれが成果に結びついたと思います。