犯罪・刑事事件の解決事例
#過払い金請求

亡くなった方が残した借金の整理で3千万円以上の過払金を回収

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富川 泰志 弁護士が解決
所属事務所富川法律事務所
所在地北海道 旭川市

この事例の依頼主

40代 女性

相談前の状況

父が亡くなり一週間もすると、返済を求める連絡がはいるようになりました。遺品を調べてみると多額の借入をしていることが判明しましたが、とても返済できる金額ではありません。債権者からは借金も相続すると言われどうしたら良いかわかりません。

解決への流れ

負債を調査し、結果によって相続を放棄するか債務整理をするか決めることにしましたが、相続放棄には期限があり、調査にも時間を要すため、まず裁判所に相続放棄の期限を延ばすための申立てをしました。その後の調査の結果、返済が必要な債権者はその中の一部で、総額数10万円程度でした。そして、その他の10件近い債権者には多額の過払金があることがわかりました。相続人全員と委任契約を結び、過払になっている債権者のうち半分の債権者とは和解が成立し、話し合いでは不当な減額を求める残りの債権者に対しては訴訟によって解決し、総額約3,300万円の過払金回収に成功し、相続人が相続分に応じて受け取ることになりました。

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富川 泰志 弁護士からのコメント

被相続人に多額の借金があり、相続人が相続放棄をしたほうがよいと思っても、調査すると既に返済が必要なくなっていたり、このケースのように過払金が回収できることもあります。負債が多額であることに驚き、あわてて相続放棄をしていたら過払金を相続することができませんでした。まずは調査して状況を把握することが肝心です。過払金にも時効はありますので、早期の対応が必要です。