犯罪・刑事事件の解決事例
#慰謝料 . #不倫・浮気

示談での慰謝料請求(相手方):性風俗で知り合った女性と店外で複数回行為に及んだ御依頼者様がその女性の自称配偶者から慰謝料請求をされたが御依頼者様は1円も賠償金を支払わない形で解決に導いた事例

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小杉 和 弁護士が解決
所属事務所法律事務所オフィス・エトワレ
所在地京都府 京都市下京区

この事例の依頼主

男性

相談前の状況

デリヘルで知り合った女性と店を介さない形での性交渉をすることについて合意して行為を行っていた御依頼者様でしたが、その女性の配偶者という男性から莫大な慰謝料請求がされ、すぐにでも弁護士を付けたいと相談にいらっしゃいました。御依頼者様によると、その女性が既婚者であったことは会話から知っていたこと、またその女性の名前は分かるものの、住所等は以前ちらっとみた運転免許証の記載でなんとなくどこに住んでいるか見当がつく程度には把握されていたとのことでした。

解決への流れ

まずは、その男性が御依頼者様の性交渉の相手女性の真の配偶者であるのかを知るために、男性の携帯電話番号から弁護士会照会という情報入手手段によって住所を把握しました。ついでその住所から同男性の戸籍を取得することで、この男性が全く別の女性と婚姻関係にあることが判明しました。念のために女性の戸籍も調べましたが、全く別の男性と既婚でした。そこで、同男性に手紙を書いて、それらの事実(その男性が御依頼者様と関係があった女性の配偶者ではなく別の女性と婚姻していること)をつきつけ、同男性は御依頼者様に慰謝料を請求できる立場には到底ないこと、同男性の慰謝料請求行為は恐喝罪になりうることを通知したことで請求は止み、事件解決となりました。

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小杉 和 弁護士からのコメント

厳密には男女のお付き合いや婚約、結婚、離婚といった問題ではないものの、男女問題としてこのようなケースもあるということで解決事例として記載しました。弁護士は離婚の際の調停や訴訟その他裁判所での手続における代理人としての役割が広く世間一般に知られているところではありますが、先ほど書いた弁護士会照会制度や戸籍、住民票の職務上請求制度により、一般市民には入手できない各種情報を入手することができ、それにより得た情報を元に、上記のようないわゆる裁判外の示談交渉を有利に主導することが可能となっている一例として御理解していただければと思います。弁護士を代理人とすることをお考えの場合には、以上に書いたようなプラス面があることを是非頭の片隅に置いておいていただけたらと思います。