この事例の依頼主
50代 女性
相談前の状況
交通事故でおけがを負った方からの相談です。ご相談者様は，横断歩道を歩行していた際に，自動車に轢かれ，重大な後遺症（１１級）を負ってしまいました。ご相談者様は，自ら保険会社と交渉し，過失相殺１割，約４００万円（治療費除く）の支払いの提示を受けましたが，それが妥当か不安になり相談に来られました。
解決への流れ
弁護士は，ご相談者様から，事情を丹念に聴取り，裁判例に照らして過失割合を検討し，損害を計算したところ，１１００万円（治療費除く）程度は支払いを受けるべきであることが判明しました。弁護士が保険会社に対し，過失割合や損害額について裁判例を提示するなどして丁寧に説明したところ，最終的に過失相殺なし，１０５０万円（治療費除く）での示談が成立しました。
一般に，保険会社が提示する賠償額は本来認められる金額（裁判で認められる金額）よりも，低額に抑えられることが多いです。そのため，すぐに示談に応じてしまっては，大きな不利益が生ずることもあります。弁護士に依頼し，事故状況，損害額，裁判例を分析・検討し，場合によっては，訴訟等の法的措置をとることにより，正当な賠償金を実現することができます。